IF関数を使ってみよう
エクセルで関数と言うと、とても難しく感じてしまう人も多いようです。
関数だけを学ぼうとすると理屈だけになってしまい、本当は簡単な関数でも難しく感じてしまいます。
関数を学ぶときはできるだけ具定例を使って学ぶ方が理解しやすいはずです。
今回「IF関数」について考えてみたいと思います。
このIF関数とは、「設定した条件にしたがって、値を変化させる関数」です。
これだけでは、よくわかりませんね。
そこで、具体例です。
5人のメンバーがいて、年齢によって会費を変えたいと思います。
そこで、年齢が30歳以上なら1,000円、30歳未満なら500円にします。
下記のような表を作りました。
メンバーの名前の横に年齢を入力して、その横に会費の金額をIF関数を使って計算させます。
名簿の横に年齢と会費の欄を作っておきます。
IF関数は次のような計算式になっています。
=IF(論理式,真の場合,偽の場合)
これだけ見ても意味が良くわかりませんよね。
もう少し詳しくみてみます。
IF関数で考えなくてはならないことは、「論理式」「真の場合」「偽の場合」の3つです。
論理式とは、この表では30歳以上と未満で会費が変わります。
そこで、論理式には、年齢が30歳より上か下かを判断します。
年齢の項目で槇原さんの年齢は28歳です。そこで、28歳は30歳より上か下かです。
計算式としては、「年齢が記載されているセルB2が30より大きい場合は、セルE1の1,000円を入力、30より小さい場合はセルE2の500円を入力する」と言う計算になります。
論理式 B2>=30
真の場合 E1
偽の場合 E2
=IF(B2>=30,E1,E2) となります。
では、実際に計算式の入力をしてみます。
1.C2のセルを選択して、【数式】のタブの【関数の挿入】をクリックします。
2.表示された関数の挿入で、【関数名】からIFを探し【OK】をクリックします。
3.関数の引数が表示されますので、
論理式に B2>=30を入力します。(B2のセルを選択し>=30と入力)
真の場合 E1を入力します。(E1のセルを選択すると入力)
偽の場合 E2を入力します。(E2のセルを選択すると入力)
4.【OK】をクリックすると計算されます。
5.残りC3~C6までもIF関数を入力しますが、C2のセルをフィルハンドルコピーすれば簡単です。ただ、注意するのはC2のセルのIF関数は絶対参照を確認しておくことです。
2つ以上の条件を指定して、条件に合う値を表示させる
F関数では2つ以上の条件を組み合わせることができます。
IF関数を2つ組み合わせることができます。
ちょっと難しくなるかも知れませんが、ひとつひとつ考えればわかりますので焦らないでください。
上記の表に更に条件を付けてみます。
「30歳以上、30歳未満」を「40歳以上、30歳以上40歳未満、30歳未満」に分けてみます。
この表では条件が2つになります。
上記の場合は条件が1つでしたが、条件が2つになってもIF関数は使えます。
この場合は、IF関数の中にまたIF関数を使う形になります。
IF関数は
=IF(論理式,真の場合,偽の場合)
論理式 B2>=40
真の場合 E1
偽の場合 IF(B2<30,E3,E2) ← IF関数です
C3~C6までも同様にIF関数の計算式をコピーする場合は、$E$1、$E$2、$E$3を固定しておきます。
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