よく耳にするUSBメモリ。使っている人は、何気なく使っていることと思います。
使っていない人からすれば、USBメモリことは聞くことがあってもよくわからないと思います。
USBメモリも、正しい利用方法や使い方を知っていなければ、情報漏洩やデータの紛失といったトラブルを招きます。
USBメモリについて、正しい知識を持っていれば、トラブルを防げるだけでなく、新しいUSBメモリを選ぶ際にも役立ちます。
USBメモリとは
USBメモリとは、コンパクトで持ち運びが便利、更に大容量のデータを保存できる記憶装置のことです。
USBメモリを使って、パソコンやスマートフォンに保存している文書、写真、動画などのファイルを別のパソコンや機器に移動させることができます。
USBメモリのメリット
まず、手軽にデータ保存できる機器として使う事ができます。しかも、コンパクトサイズでも大容量(2GB~64GB程度まで)である点です。
ワードで作った文書だけでなく写真や動画まで保存できます。
データ保存する機器にはCD-Rや外付けHDD(ハードディスクドライブ)もありますが、USBの方が手軽に使えます。
USBメモリのデメリット
USBメモリはコンパクトで持ち運びしやすい反面、紛失しやすいというデメリットがあります。
そのため、取り扱いには十分注意が必要です。
またUSBメモリは、書き込むたびに徐々に劣化していきます。そのため、読み書き回数には上限があり、長期間使用していると寿命を迎えてしまいます。
更に、放置しておいても劣化しますので、長期間のデータ保管やバックアップには向いていません。
デザインもさまざまなUSBメモリ
USBメモリのデザインは、コネクタ部(端子)の収納、保護の方法によって、さまざまな商品が販売されています。
スライド式
本体のレバーを操作して、コネクタ部を出し入れする形です。
回転式
コネクタ部を回転させて、本体に収納する形です。
ノック式USBメモリのデメリット
本体部分についているボタンを押すことでコネクト部を出し入れする形です。
キャップ式
コネクタ部にキャップがついている形です。
USBメモリの容量
USBメモリの記憶容量は1GB、2GB、4GB、8GB、16GB、32GB、64GB、128GB、256GB、512GBなどがあります。
当然ながら、容量が大きくなれば価格も上がります。使用目的にあった容量を考えましょう。文書や写真がメインであれば16GBから64GB位あれば十分だと思います。
動画を保存するのであれば、32GB以上、文書だけであれば4GB、8GBでも大丈夫です。
USBメモリの転送速度
接続規格のUSBはUSB1.0からUSB3.0まであり数字が大きい程転送速度も速くなります。動画や大量の写真などを保存するのであればUSB3.0をお勧めします。
USBメモリのセキュリティ
USBメモリは、紛失しやすいというデメリットがあります。紛失することは情報漏洩に繋がります。特に個人情報が漏れることは避けなければなりません。そのため、万が一の情報漏洩に備えたUSBメモリのセキュリティ対策は必須になります。
仕事でUSBメモリを使うのであれば、データの暗号化やパスワード保護、ウイルスチェック機能を搭載したUSBメモリを使うことを検討してください。
手軽なセキュリティ対策は、パスワード認証タイプのUSBメモリです。パスワードに加えてデータを暗号化して、第三者に情報が漏れないようにする機能や、指紋認証で保護されているUSBメモリもあります。
USBメモリのウイルスチェック
USBメモリをコンピューターウイルスから守ることも必要です。
ウイルスに感染すると、ネットに情報が流出することも考えられます。
セキュリティ機能付きUSBメモリには、ウイルスチェックのためのソフトウェアやパスワード認証とウイルス対策の両方や、さらにデータ暗号化までできるものがあります。