数値を別標記で印刷したい

印刷時に、基準に届かない数値データは印刷したくない。あるいは、調整中などと表記して印刷したいといったことはありませんか?
何か二重帳簿を作るようで気が引けますが、実務ではあり得ます。

このような場合、ユーザー定義の表示形式を使うと効果的です。ユーザー定義では、元データを改ざんすることなく、見かけだけ変更して印刷することができます。
たとえば、達成率を表示している表があるとして、50以下は空白にし、印刷させないことが可能です。

設定するには、範囲を選択 → セルの書式設定ダイアログボックス → 表示形式タブのユーザー定義で行います。

種類の入力枠へ [<=50]"";]と入力します。
これで、50以下の数値は、空白になります。(空白表示は、条件付き書式でも可能。)

では、調整中の文字を表示するにはどうすればいいでしょうか?
いたって簡単です。 [<=50]"調整中" G/標準]と入力します。
これで、50以下は、調整中と表示されます。(G/標準は自動的に追記される。)

このように、ユーザー定義の表示形式では、数値を比較演算子を使って、ある程度コントロールすることができます。

このユーザー定義の表示形式では、もう少し詳細な設定も可能です。つまり
[数値範囲A]表示形式A;[数値範囲B]表示形式B;表示形式C
とした設定が可能です。数値範囲Aの表示形式が表示形式A。数値範囲Bの表示形式が表示形式B。その他が表示形式Cとなります。
たとえば、[黒][>=80]#,0;[青][>=50]#,0;[赤]G/標準 と設定すれば、80以上は黒色で、50~80までは青色で表示されます。
50未満は、赤色で表示されます。(G/標準は自動的に追記される。)

その他以下のような設定が可能です。
☆ 50未満を赤色で未達成と表示するには、[黒][>=80]#,0;[青][>=50]#,0;[赤]"未達成" 
☆ 50未満を非表示にするには、[黒][>=80]#,0;[青][>=50]#,0; (ポイントは、最後尾に ; を入れることです。入れないとG/標準が追記され非表示になりません。)
☆ 0~49を60と置き換えて表示するには、[黒][>=50]#,##0;[青][>=0]"60"; (50以上は、黒色で表示され、0~49は青色で60と表示されます。なお、マイナス数字は、最後尾に;を入れているため非表示になります。この場合、置き換えられた60は、計算の対象にはなりません。60は表示形式での見かけの数字ですから、計算対象になるのは基データです。)

このユーザー定義の表示形式を、比較演算子によりコントロールする方法は、条件付き書式や関数での処理よりも、便利な場合がありますので使ってみてください。




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